カワゴエドラムクラブの生徒さん(ドラム3年目、中2)が、自分のYoutubeチャンネルに叩いてみた動画を定期的にアップしているのですが、カッコいいので許可を得て紹介させていただきます!
叩いてみた「ストラトキャスター・シーサイド」
良い叩きっぷりですね!
テンポが速くてスピードが求められるうえに、セッション感のあるフレーズや小技がちりばめられた難曲ですが、しっかり自分のものにしてくれています。
マイツインペダルもゲットして、一瞬ですが後半で活用してくれていますね。
(ツインペダル:両足でバスドラムを踏むことができるフットペダル)
彼は譜面自体は1か月程度で叩けるようになってしまって、譜読みのスピードも速いです。
細かいグルーヴや歌いまわしの話などをもう2,3か月みて、このくらいのクオリティに仕上げてくれました。
素晴らしかったです!
ここから一般論的な話ですが、このくらいの難易度の曲になると、譜面だけあってもなかなか叩くのが大変です。
さらっとやっているように見えるフレーズの周辺に細かく必要なテクニックがたくさんあります。
・ダブルストロークやダブルキック
・6ストロークなどのルーディメンタルなテクニックとフレーズへの応用
・パラレル(平行)系ドラムからリニア(線形)系ドラムへの滑らかな行き来
・単純なシングルストロークの速さ
・・・
個々のテクニックで躓くこともあれば、ひとつひとつのテクニックは十分扱えるのに連続技になると崩れたり、曲やテンポに合わせて扱おうとするとうまくいかなかったり、演奏がスムーズに進まない場所やきっかけ、その理由は人ひとりひとりによって驚くほど違います。
リズム感も良くテクニックも得意で譜読みも速い生徒さんでも、とあるテクニックやリズムに意外な弱点があって引っかかるなんてこともよくあります。
そんな時は目の前で演奏してもらいながら、ああでもないこうでもないと試行錯誤をしてその生徒さんにとって何が障壁になっているのかを探っていきます。
シンプルに手先足先のテクニック不足が原因の時もあれば、姿勢や体重・重心などのフィジカル部分のこともあります。
意外に多いのが「歌い」が足りない場合です。
どうしてもドラムという楽器の印象から、
運動、スポーツ、曲芸、ダンス的なイメージでとらえられることが多いのですが、
こと、ポピュラー音楽のドラミングに関しては最終的なアウトプットは紛れもなく「音楽」です。
ピアノやヴァイオリンと同じか、それ以上に最後は「音楽」にするんだということを意識するようよく伝えます。
音楽として人間の体から何かを取り出すとして、一番わかりやすく手っ取り早いのが「歌う」ことだと思います。
手足の練習は十分してるのに、狙い通りのリズムやフレーズに聞こえない・流れないようなときは、頭や口でのそのフレーズの歌いが足りてないことが多いです。
逆に手足は非常に器用で、スムーズに動いてるんですがなんか違う…、という時などもやはり「歌い」や「イメージ」不足が原因になるんですね。
動画の生徒さんなどは、このあたりも上手く捉えていて、元ネタのドラムの歌いまわしやスピード感、などをうまく自分のものにして叩いてくれていますね!
どこで生徒さんが躓くかは千差万別ですが、そういったひとりひとりの特性や個性に向き合うのもなかなか面白く、ドラムをお教えしていてやりがいを感じるポイントでもあるのです。
